必ず

野良猫のおかぁさんは年に2回ほど赤ちゃんを産む。

その多くが外の世界で生きていけず幼少期に命を落とす。

それでもおかぁさんは、赤ちゃんを身ごもり、この世に産むしかない。

何度も何度も産み育てるおかぁさんの寿命も、そう長くない。

元気のいい子猫のほとんどが交通事故で亡くなる。カラスに食われる。ウィルスも蔓延している。寄生虫の恐怖も避けられない。

野良猫の寿命は約5年と言われている。

完全室内飼育の飼いネコならば平均15年。中には20年生きる子もいるというのに。

お写真は、ナナちゃん。目を開けることもできないままお星さまになった。

生まれて数日しか生きられなかった命。

ナナのような子と出会ったら寝食を忘れて精一杯でお世話することになるが、保護したからと言って生きられる保証はない。

関わった人の心にも深い傷を残すことになります。


この不幸の連鎖は必ず断ち切らなきゃならない。


毎年、子猫が生まれるのを楽しみにしている自己中なエサやりさん。

1年たって冬の厳しさや雄猫の襲撃などで子猫の数がガクッと減っていても、また生まれるから悲しくないんだって。


当方は、保護団体ではありませんが総合的に判断し、飼い主のいない猫および野良猫の避妊去勢・保護を目的としたエサやりを行う場合があります。

触れる子は、継続して保護し私の考えるしあわせの基準を満たすことができる里親さんに譲渡します。責任をもって最後のときまで幸せを継続できるよう、みんなで取り組みます。


たまに遠方から「猫がいっぱいいるって聞いたから」などという理由でエサやりに来る人もいます。学生のエサやりも春休み中は数名おりましたので注意とおねがいをいたしました。

こういう方々は、本当の意味で猫が好きとは言えないと思います。

本当にかわいそうと思うのなら、どうするのがいいのか。

ねこのエサやりがいっぱいいる。猫エサが置きっぱなしになっている。など情報の共有は動物愛護センターにしてみてください。保健所は今やすぐに殺処分する場ではないのです。

職員の方が場所の所有者や当事者にご指導に行ってくださいます。

もしご覧の方のなかに小学生・中学生・高校生のお子様をおもちの親御様がいらしゃいましたらご指導いただけますようお願いしたいのです。


ナナちゃんと同じような境遇の子をつくり出さないために、ご協力ください。








ゆめみるいぬねこ友の会

「愛する動物たちと共に生きる親族・家族の会」犬猫と私たち人間との幸せな暮らしと平和な社会を目指し活動しています。わたしたちは大切な家族の一員・社会の一員としてペットと互いに幸せを築き暮らしています。その一方でモノ以下に扱われ過酷な生活を強いられている子たちがいます。私たちが現状を知ることで守れる命も防げる不幸もあるはずです。動物愛護福祉問題を身近に感じ、やさしさが循環する未来をゆめみています。